抽選開始1回目で当選し、なんと設営2回目で突風により大きく裂けてしまったサバティカルのスカイパイロットTC。今回は修理をするために、店舗のある直営店ではなくサバティカルのオンラインカスタマーサービスに依頼しました。修理しないと設営もできない、このまま廃品になってしまうのか?そんな切実な思いを抱きながらカスタマーサポートとやりとりしました。結論はカスタマーサービスでも修理対応できず、廃品回収そして有償で新品交換というショッキングな結果となりました。
2回目の設営で廃品は初です
キャンプ歴10年以上の経験、そしてキャンプインストラクターの知識を活かして、メーカーに修理の申し込みをするところから丁寧に解説したいと思います。また修理依頼する際に気をつけること、なぜ修理が出来なかったのか?そして修理対応不可とならないために心がけたいことなど、今回はサバティカルの修理依頼方法と廃品回収、有償交換対応について詳しく説明したいと思います。
スカイパイロットTCとは?
そもそもスカイパイロットTCってなに?と疑問に思われる方、またはある程度スカイパイロットTCの情報はご存じの方も、スカイパイロットTCの詳しい規格や、私が1回目で当選した方法などを記載した記事を別記事で紹介しているので、ぜひご一読ください。
価格・性能どちらもバランスよく設計されていて
人気が高い理由がよく分かる記事です。
なぜスカイパイロットTCは大きく裂けたのか?
わずか2回目の設営で突風によりスカイパイロットTCが大きく裂けるという最悪の事態を迎えてしまいました。今までのキャンプでも経験のない大きな損傷です。
なぜ裂けてしまったのか、その原因や対策については別記事で詳細を書いてますのでそちらをご覧ください。
今回はこの裂けたテントについて自己修理が難しいので、サバティカルのカスタマーサービスと連絡を取り、修理の依頼をすることにしました。
私はこの事件以降、強風がトラウマになりました
カスタマーサービスに修理依頼をする
まず前提として、サバティカルはA&Fグループとなっているため、A&Fストアで修理依頼等を行うのが原則となっています。また製品自体に保証書等は付属していませんが、場合に強っては購入証明の提示を求められる場合があります(転売購入防止)。なるべくスムーズに依頼するため、事前に購入日や購入店舗はメモで控えておきましょう。
修理依頼の種類
修理依頼方法は直営店持ち込みとオンラインカスタマーサービス依頼の2種類に分かれます。私は近傍に直営店がなかったため、オンラインカスタマーサービスに依頼することにしました。
状況説明や破損状況確認は
直営店の方が説明しやすいと思います。
カスタマーサービスの問い合わせ窓口は非常に分かりにくいです。サバティカル公式HPのFAQから「修理について」を探して文章末端のお問い合わせページよりアクセスします。
問い合わせフォームから連絡する
問い合わせフォームが表示されるので、ブランド名を「SABBATICAL」、件名を「修理について」を選択し、必要記入事項を入力後に該当製品が破損した状況と修理依頼について内容を書き、送信します。私が記載した内容は下記の通りです。
ご担当者様。いつもお世話になっております。テント設営時、ボトム4箇所にペグ打込み、センターポール、フロントポールを立てた辺りで強い突風が吹き、縫い目ではなく、その脇から幕体が裂けました(前と後ろ2箇所) まだ購入してから2回目の設営で、とてもショックなので修理対応可能か連絡させていただきました。 裂けた箇所の写真はありますので必要であれば送れます。 大変お手数おかけしますが、何卒ご検討のほど、宜しくお願いします。
2日ほど時間をおいて、カスタマーサービスからメールによるコンタクトがありました。
ここでポイントですが、どのメーカーであっても破損状況をスマホかカメラで撮影しておきましょう。出来ることなら裂けたその日に撮影しておくとスムーズに修理を進められます。見積依頼するためには文書だけではなく写真があった方が分かりやすいです。写真の状況によっては修理が不可能になる場合もあります。また破れの大きさも事前に正確に計測しておくことをお勧めします。
- 破損状況を事前に写真撮影しておく。
- 修理金額を正確に把握するため、破れの大きさを正確に計測しておく。
私は適当に計測したせいで
あとから痛い目見ました…
修理金額の目安
写真と破れの計測結果を送ってから3日くらいでカスタマーサービスからメールで連絡があります。修理見積もりのおおよその金額について確認です。修理費用は概ね下記のとおりです。
送料が意外と負担になります。もし近傍に直営店があると持ち込みの方が修理費用を抑えることができると思います。
修理ガイドラインについて
修理見積金額について了承するとカスタマーサービスより修理依頼のガイドラインについて案内があります。
ガイドラインには修理内容、発送方法、諸注意事項などいろいろ記載されています。確認項目が多いので私なりに記載内容を取りまとめてみました。要求事項は多いですが、二度手間、三度手間を防ぐため、そしてスムーズに修理を進めるための合理的配慮と思われます。
多くのサバティカルユーザーが修理依頼している中で、早めに修理をしてもらうためにもガイドラインに従い準備しましょう。また私がTwitterでつぶやいたところ、フォロワーさんから情報をいただきましたが概ね同じ内容でした。修理はだいたい1ヶ月くらいかかったそうです。代替えテントなどがない場合は早めに修理依頼を出しましょう。
修理不可能となった場合の対応について
本来であれば、修理依頼をしてから1~2ヶ月程度で修理が終わり返品…となるはずですが、私の場合はそうはなりませんでした。前述のガイドラインにも書いていますが破損箇所1.5m以上あると困難です。目を背けていた現実が私に突き付けられました。
修理不可になった幕体
修理依頼をしてから発送した後、4日くらいでカスタマーサービスよりメールによる連絡がありました。
カスタマーサービスで正確に計測した結果、270㎝裂けているため、修理したとしても強度面において保証が出来ないと判断されました。これはおそらく今回裂いた突風よりも弱い風力であっても裂けてしまうリスクがあるということです。よってサバティカルでは修理不可という判断になったようです。
つまり私のスカイパイロットTCは廃品です…
有償による交換か返品するか選択する
修理不可という厳しい現実を報告したうえでカスタマーサービスより選択を提案されます。それは有償で新しい幕体を新品交換するか、そのまま修理不可の幕体を返品するかを選びます。
新品交換の詳細費用については伏せさせていただきますが、目安としては3~4万円くらいになります。本体価格の3割~4割程度くらいです。そして破損した幕はカスタマーサービスで処分されます。これが安いか高いかは個人の価値観により変わります。幕体を新品交換しない場合は新たな費用は発生しませんので修理不可のまま返品してもらい、自己修復で対応するという形になります。どちらにしても送料が発生するということに注意が必要です。
私は自己修復リスクを回避するため
幕体を新品交換しました。
有償で幕体を新品交換をすることをカスタマーサービスに伝えると、下記のとおり交換に関する案内があります。
交換品の検品を含め発送までに1~2週間程度かかります。私は実際に8日後に発送連絡がありました。幕体は新たな段ボールに梱包され代引きで受け取ります。
これで新たなキャンプに安心して行けますね!
まとめ
今回は運良く1回目で当選し、2回目設営で突風により大きく裂けてしまうという最悪の結果になった私がオンラインカスタマーサービスに修理依頼して、結果はカスタマーサービスでも修理できず、廃品回収、有償で新品交換という何とも悲しい結果となりました。そして破損した日から修理依頼をして新品幕体が手元に届くまで、かかった日数は約20日程度、送料込みの総費用は4万円程度となりました(2020/5月時点)。おおよそ本体価格の4~5割程度の負担となりましたが、最近の価格上昇傾向により、今後は費用はもう少し高くなるかもしれません。いずれにしても、2回目の設営で裂けてしまったテントが修理不可となったことは大きな損失です。今回修理依頼をして一番気を付けなければならないことは破損個所の裂け具合で修理金額が変わるということです。
- 1.5m以上裂けると修理できないので裂け始めたら全力で撤収
大きく風で煽られて破れてしまった幕体を目の当たりにすると茫然としてしまう。そんな気持ちわかりますが、思考停止の合間にも裂けの進行は進みますので修理費用がかさむ前に、そして修理不可とならないように全力で撤収しましょう。
裂ければ裂けるほどお金が飛んできます!
そしてやはり幕体に風で裂けにくい工夫も必要です。スカイパイロットTCについては風に対する対策については別記事にまとめていますのでそちらをご覧ください。
今回の経緯から風に対する対策やサバティカルの修理対応などいろいろと学ぶことが出来ました。費用は決して小さいものではありませんが私のキャンプスキルがさらにレベルアップできた良い授業料でした。スカイパイロットTCだけに限らず他のテントでもこの経験を活かして安全かつ安心な楽しいキャンプライフを心掛けたいと思います。そしてまた皆様にとって今回の記事が役に立つことを心から願います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!楽しいソトイクライフをお過ごしください。
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